【レビュー】Wacom Cintiq Pro16のケーブルを延長【Type-C】

2019年12月31日

USB Type-C延長ケーブル1mを購入しました。

なぜ、USB Type-C延長ケーブルを購入したのかとレビューを書いていこうと思います。

USB Type-C延長ケーブルを購入した理由とレビューを書いています。

記事の要約
  • Wacom Cintiq Pro16に付属しているType-Cケーブルは1.0mなのでデスクトップだと短い
  • Cintiq Pro 16を4Kで映すにはThunderbolt3に対応したケーブルが必要だが2mまでしかない
  • USB規格では1mまでとなっているが2m+1mの延長ケーブルを使っても問題が無かった

Wacom Cintiq Pro16のケーブルについての悩み

Wacom Cintiq Pro16を4K解像度で表示する場合、WacomからはType-Cケーブル(Thunderbolt3)の使用を推奨されています。

Type-Cケーブルを使用せずにWacom Link+DisplayPortでも4K解像度で表示することが出来たりする場合はありますが、動作がやや不安定になります。

Cintiq Pro16以降に出たCintiq Proシリーズ(13インチは除く)はDisplay PortやHDMIを使用して4K解像度に対応をしています。

Cintiq Pro16で4K解像度で表示をしたい場合はType-Cケーブルを使用する必要があります。

しかし、Type-Cケーブルは最大で2mまでしか販売されていません。(かなり探しましたがThunderbolt3に対応したケーブルは2mまでしか見つかりませんでした。)

パソコンの設置位置によっては2mではケーブルの長さ足りなくなってきます。

私は上記の図のような環境で作業をしていたためケーブル長さが足りずに、液タブを手前に持ってくるとケーブルが引っ張られるような状態になっていました。

ケーブルが引っ張られている状態だとCintiq Pro16のコネクタ部が破損しそうだったのでもう少しケーブルの長さに余裕を持たせたいとCintiq Pro16を購入した当初から考えていました。

ケーブル長さに余裕を持たせるためにはType-Cケーブルを2m以上にしたい。

と思い、ケーブルを長くするための方法としてType-Cの延長ケーブルというものが見つかりました。

USB Type-C延長ケーブルのレビュー

Wacom Cintiq Pro16に付属していた標準ケーブルでは全く長さが足りなかったので、「Plugable Thunderbolt 3ケーブル 2m」というケーブルを使用していました。

Cintiq Pro16が発売された当時に見つけたケーブルで安く、作りもしっかりとしていそうだったので購入をしました。

動作も映像も特に問題なく長さ以外は快適に使用することが出来ていました。



今回購入したケーブルですが、「Stouchi USB type C 延長ケーブル 1.0m USB 3.1」というものになります。

Thunderbolt3とは記載されていませんが、説明文を見ると、一応4K解像度の60Hzに対応しているとの記載はありました。



Type-Cケーブルは規格では1mまでとなっているところを3倍まで長くしても問題なく通信が出来るのかという心配はありましたが、延長ケーブルの値段は高価ではなかったので試しに購入してみました。

私の環境では1.8mも長くする必要はありませんでしたので、1mを購入しています。

箱を開けるとケーブルがそのまま入っていました。ケーブルの見た目ですが、全く問題ありません、

外観は良く仕上がっていると思います。綺麗です。

しかし、ロゴはあまり好みではありません。宇宙人みたいなロゴになっています。

ケーブルはナイロン巻きしているためか、少し硬いですが、取り回しが大変になるほどの硬さではありません。

あとは少し怪しい日本語で書かれたカードが入っていました。

恐る恐るですが、延長ケーブルを挿して、Cintiq Pro16を起動させみたところ、無事に4K 60Hzで画面を表示することが出来ました。

Cintiq Pro16のコネクタにしっかりと挿されています。変なガタつきはありません。

このあと、試しにCLIP STUDIO PAINTで絵を描いてみましたが、ケーブルを延長する前と後で特にペンの遅延が発生したという感覚はありませんでした。

延長をしたことによる不具合は今の所ありません。

通信速度は落ちているかもしれませんが、Cintiq Pro16では特に問題なく使うことが出来そうです。

2020年1月18日追記
電源ケーブルにも同じ延長ケーブルを使用してみましたが特に問題なく使用することが出来ています。

2023年1月29日追記
約3年ほど使用しましたが特に問題は出ていません。

今回の作業でThunderbolt3ケーブル2mとType-C延長ケーブル1mを組み合わせることで合計3mになりました。

これでパソコンからCintiq Pro16が離れていてもケーブルが引っ張られるという心配はなくなりました。

もし、Cintiq Pro16のケーブル長さで悩んでいるようであれば一度延長ケーブルを試してみてはいかがでしょうか。

USBケーブルの規格について

規格上、保証されているType-C(USB3.1Gen2)のケーブル長さは1m以内となっています。

USB3.2 Gen2でも同様に1m以内となっています。正常な動作を保証されている長さはUSB2.0から比べると非常に短くなっています。

そのため、Type-Cケーブルは最大でも2mまでしか販売されていなかったのだと推測されます。

https://www.usb.org/sites/default/files/USB%20Type-C%20Spec%20R2.0%20-%20August%202019.pdf