【対策】お絵描きでの手の痛みを軽減する方法

2020年12月17日

イラストを描いているとすぐに手が疲れたり、長時間の作業で手や指の筋が痛くなってきたりする場合があったりしませんか?

ペンを強く握っていたりすると手に疲労が溜まったり、最後は手を痛めたりします。特に同人活動のように何日も連続で長時間作業を続けていると手や指が痛くなることが多々あります。

手が痛くなると、手をかばいながら作業を進めるため、作業速度が遅くなってしまいます。そのため、手を痛めずに作業をすることが重要です。今回は、手を出来るだけ痛めないで済む方法を紹介したいと思います。

本記事の要約

  • 手が痛くなるのは強くペンを握りこんでいる。
  • ペン設定を調整して軽い力でも描けるようにする
  • ペンに使用している芯やグリップを見直す

手が痛くなる時の状態

  • ペンをタブレットに強く押し当てる(手首や指に負担がかかる)
  • ペンを強く握りこむ(親指の付け根や人差し指、中指に負担がかかる)
  • 手首だけで描く(手首が痛くなりやすい)

手が痛くなる原因としては上記の3つが考えられます。線を濃く(太く)描こうとして無意識にペンをタブレットに強く押し当ててしまったりします。ラフから線画へ仕上げる場合に起きたりもします。ラフで線を太めに描いてしまい、線画の段階で線の太さを近づけようとした場合に無意識に筆圧が高くなるなど。

また、細かな箇所を描く場合に手がブレてしまうといけないため、手が出来るだけブレないようにペンを強く握りしめてしまうこともあると思います。この状態で長時間作業を行っていると指が疲弊し、徐々に筋が痛くなってきます。

後は、曲線を描く場合に肘を使わずに手首のみで曲線を描いていると手首も痛くなってきます。特に髪の毛は曲線で描く場所も多いため、手首のみでの作業が発生しやすい箇所になります。

手癖や無意識で行っている場合が多いため、簡単に直るようなものではありませんが、意識的に直していくことをオススメします。利き手を痛めることになるので、日常生活にも若干の支障が出てしまいます。

手が痛くならないための対策

対策まとめ

  1. ペンを握りしめない
  2. ペンタブレットのペン設定を調整
  3. ペンタブレットの芯を硬いものに変更する
  4. 手首だけでなく肘も使う
  5. ペンのグリップを太くする
  6. 連続作業せずに休みましょう

ペンを強く握りしめない

当たり前な話ですが、手や指が痛い時は大体がペン長時間強く握りしめています。

この場合、強く握ること自体が癖になっていると思いますので、すぐに直すのは難しいです。気づいたときに意識的に力を込めないようしていくしかありません。

細かな線を引いているときは特にペンを安定させようと思って、手に力を込めやすいので注意が必要です。

握り始めの時だけでも、軽くペンを持つようにしましょう。

ペンタブレットのペン設定を調整

wacomの場合、ペンの種類(型式)ごとにペンの筆圧を調整することが出来ます。※同じ型式のペンを別々に調整することは出来ません。

ペンタブレット自体での筆圧調整となるため、使用するソフト全てに設定が適用されます。(更に個々のソフトで別途調整をすることは出来ます。)

Wacomのペンタブレットでは標準で7段階の調整をすることが可能です。筆圧が強い人は、「ペン先の感触」の設定を柔らかい方向に設定すると良いと思います。左から3番目の位置がオススメ(画像の位置)

「ペン先の感触」にあるスライドバー下の「カスタマイズ」の項目を選択すると標準設定ではなく自分の筆圧に合わせて、ある程度は自由に設定をすることが可能です。

調整が終了したら「OK」ボタンを押すことで設定が完了します。この時に、「ペン先の感触」にあるスライドバーが調整を行った方向(柔らかいまたは硬い)に自動で移動します。

大まかにはペンタブレット側で調整を行い、細かな筆圧の調整はペイントソフト側で調整を行うようにするのが良いです。

ペンタブレットの芯を硬いものに変更する

ペンの芯が柔らかいものだと、固いものと比べて力が逃げてしまうため、濃いまたは太い線を描こうとした場合、筆圧を高くする必要が出てきます。(芯が柔らかいと内蔵されているセンサーへ力が伝達されにくい)

柔らかい材質だとペン先が変形しやすいため、力の伝達効率が悪くなります。

ペンの芯が柔らかいことが原因なので単純にペンの芯を硬いものに変更すると、力を効率的に伝えられるようになります。結果、無駄に力を入れて描く必要がなくなります。

Wacomの場合は他のペンタブレットメーカーと比べて替え芯の種類を豊富に用意してあるので自分の好みに合った芯を選択することが出来ます。

芯の名称

右から順に

  • 標準芯
  • フェルト芯
  • ハードフェルト芯
  • フェルト芯
  • ストローク芯
  • 左の2つはアートペンの芯

個人的にはハードフェルト芯(Amazon)がオススメです。芯が硬いのと鉛筆のような抵抗感が若干あるため描きやすいです。以前は描き心地を重視してフェルト芯を使用していましたが、ハードフェルト芯の方が軽い力で線を引くことが出来るため、今ではハードフェルト芯の方が良いと考えています。

また、Wacom純正ではありませんがステンレス芯という物も販売されていたりします。筆圧ではなく、ペン先が摩耗しないというのが最大の特徴となっています。注意点として筆圧が強すぎるとタブレット自体が破損してしまう可能性もあるようです。

手首だけでなく肘も使う

手首だけで描いていると、手首に疲労が貯まって、腱鞘炎になる場合があります。

特に力一杯握りしめた状態で描いているとなりやすいです。

緩やかな曲線や長い線を描く場合は出来るだけ肘を使って描くと手首の負担が少なくなります。

ペンのグリップを変更してみる

ペンのグリップを太くするとペンを安定して持ちやすくなります。

また、ペングリップはゴムで作られていることが多く、ゴムだと力が分散するため、僅かですが余計な力を必要とします。木製などの硬めのグリップに変更をすることで、しっかりとペンを持つことが出来るようになります。

ワコム公式品だとプロペン2用のみ販売されています。(以前はプロペンもあったようです。)
https://store.wacom.jp/products/detail.php?product_id=4489

社外品ですがWacom各ペンの木製グリップは葉車堂細工所さんで販売されています。
グリップ部分をユーザーの要望に応じてカスタムしてくれるものもあります。カスタム品については送料さえ負担をすれば、何度でも修正してもらえるようです。
元のグリップと似た形状の物も販売されています。

葉車堂細工所さんは販売所ごとに販売されている物の種類が少しずつ違うようです。(20年12月17日調べ)
http://hagurumado.com/hagurumado/

連続作業せずに休みましょう

最後に手を痛めてしまう最大の理由は、長時間の連続作業が原因です。

なかなか難しいことですが、普段から少しずつ作業を進めると負担が分散されるため手を痛めにくくなります。

一時間に一回くらいは休憩をして手を休めましょう!!