【まとめ】LabVIEWプログラミングおすすめ書籍【7選】
LabVIEWのプログラミング学習を行う場合の各種書籍について【まとめ】ました。
他のプログラミング言語と比べると書籍が殆どありません。LabVIEWでのプログラミングについて詳しい内容が記述されている書籍の多くは英語の物になります。
紙だけではなく電子書籍でも販売されているので英語が判らない場合、手間はかかりますが翻訳サイトを活用することで理解を深めることが出来ます。
日本語のLabVIEWおすすめ書籍【4選】
パソコン計測制御ソフトウェアLabVIEWリファレンス・ブック
LabVIEWの一番基礎の制御器、関数パレット説明からLabVIEWでのプログラミング方法について解説をしている「LabVIEW初心者向け」の書籍になります。
外部機器を用いた計測や制御についてまでは記載されていません。(LabVIEW2012を用いて解説)
- LabVIEWの基本的な操作方法について
- 数値、文字列、ブール型について
- 数値配列、多次元配列、クラスタの使い方について
- ケースストラクチャ、Forループ、Whileループについて
- グラフにデータを表示させる方法
- 数値データの保存について
図解 LabVIEW実習(第2版):ゼロからわかるバーチャル計測器
「パソコン計測制御ソフトウェアLabVIEWリファレンス・ブック」と同様にLabVIEWの基礎的な内容から解説を行っています。
外部機器を用いたデータ集録方法についても解説されています。(LabVIEW2015を用いて解説)
- LabVIEWとは
- LabVIEWの操作方法(制御パレット、関数パレット)など
- LabVIEWでのプログラミングの基礎
(配列、クラスタ、Forループ、Whileループなど) - サブVIの作り方、ファイル処理について
- データ集録、計測器の制御について
ラズパイ×ArduinoでI/O! LabVIEWコンピュータ・プログラム集
LabVIEW2014 Home EditionとLINXを組み合わせて、ArudinoやラズベリーパイのI/Oを使って、センサー類からデータを取得するための方法について解説をしています。
LabVIEWの基本的な操作方法を取得していることが前提の書籍です。
※LINXとはArudinoやラズベリーパイ等のIoT機器と連携するためのLabVIEWのアドオンソフトになります。
- LabVIEW Home EditionとLINXのインストール
- LabVIEWとArduinoの接続
Arduinoでディスプレイ表示、温度測定、サーモグラフィーの作成など - LabVIEWとRasberry Piの接続
アナログ入出力、GPSモジュール、サーモグラフィー作成など
Labview Commuity EditionをインストールするとLINXも一緒にインストールされるのでLabVIEW2014 Home Editionよりも便利です。LabVIEW Community Editionは非商用であれば誰でも無料で使用できます。
Labview Commuity Editionについては下記ページでインストールからLINXの使用方法まで解説をしています。Arudino使用してでLEDを光らせています。
計測制御バーチャル・ワークベンチLabVIEWでI/O
アナログやディジタル計測の仕組みについての説明から、実機での計測と、PCにデータを取り込んだデータを処理するバーチャル計測器との違いについて説明がされています。
オーディオ信号を取り込んだ場合の解析方法やテスト信号生成プログラム作成などがあります。
実機とバーチャル計測機の違いや計測器で計測したデータをLabVIEWで処理する方法について学びたい場合に適した書籍になります。
- LabVIEWについて
- 測定器しくみについて
- 制御装置と計測器をPCとの融合について
- 信号の解析と出力について
- 自動測定プログラムの作成
同じ著者が制作をした一つ前の書籍であれば中古品で販売されています。本の項目自体は大幅には変わっていません。古い方のページ数は175ページ。
バーチャル計測器LabVIEW入門―PCによる計測器の実現とプログラミング(Amazon)
新しい方の書籍はプログラミング項目に変更及び追記、自動測定プログラミングについて追記されているようです。(現行品は296ページ)
LabVIEW7Expressを使用して解説を行っているため、解説に使用されている画像の表示は一部古いですが、LabVIEWのコマンド自体は変わっていないため特に問題ありません。古い中古品の書籍なので、安く入手することは可能です。(2020/12/28時点)
英語のLabVIEW書籍【3選】
英語が分からない場合は、Google翻訳やDeepLなどを使用して地道に読み進めていくしかありません。日本語の書籍と比べて、かなり詳しくLabVIEWについて解説されています。
下記の書籍は全てKindleに対応しています。Kindleの場合、Kindle Cloud Readerと翻訳用のアドオンソフトを入れると文章を全て翻訳してくれるようです。(Kindle Cloud Readerで読める本に限ります。)
LabVIEW Graphical Programming Cookbook
基本的なLabVIEWの操作方法について既に知っている人向けの書籍になります。(基本~上級者向け)LabVIEW2012を使用して解説されています。
LabVIEWプログラミングを広範囲にカバーをしています。LabVIEWでのプログラミング手法について学ぶことが出来ます。
- LabVIEWの処理方法であるデータフローを管理する方法について
- LabVIEWでの一般的なコーディング手法を示しますについて
- DLL形式の外部コードをLabVIEWで使用する方法
- フロントパネルのユーザーインターフェイスを作成してカスタマイズする
- 様々なエラー処理の仕方
- DAQやVISA、オシロスコープの制御について
LabVIEW Graphical Programming, Fifth Edition
初心者向けの基礎的な内容から上級者向けのプログラミング方法まで記載されています。また個人のプログラミングスキルに関する内容だけではなく、チーム単位でのプログラム開発を行う方法についての記載もされています。
- LabVIEWについて
- LabVIEWプログラミングの基礎
- LabVIEWでのデータ収集
- LabVIEWでのオブジェクト指向プログラミング
- Delacor Queued Message Handler(DQMH®)およびActorFrameworkを含むフレームワーク
- ユニットテスト
- エンタープライズおよびIoTメッセージング
- クラウドを使用したチームでのプログラミング
LabVIEW Style Book
LabVIEWでのプログラミングをどのように組めば、シンプルで効率的なプログラムを組めるかについて記載された書籍になります。LabVIEWの操作や関数の使い方ではなくプログラムの設計手法がメインで記載されています。
- フロントパネルのスタイル(表示配置について)
- ブロックダイアグラム、サブVIの設計方法について
- サブVIのアイコン表示方法について
- データ構造、エラー処理の方法
- ドキュメントの書き方、コードレビュー方法について
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