デジタルイラスト・漫画で副収入!初心者向け始め方解説

デジタルイラストや漫画を趣味で描いている方なら、「このスキルを副収入に繋げたい」と考えることがあるかもしれません。

同人活動やデジタルコンテンツ販売プラットフォームを活用すれば、初心者でも副収入を得ることができます。※必ずしも収支がプラスにならない場合や収支が思ったよりもプラスにならない場合など多々あります。

今回は、デジタルイラストや漫画の販売で副収入を得るための具体的な方法を解説します。

この記事の主な対象者
  • デジタルイラストや漫画で副収入を得たいと考えている人

1.自分のスキルを確認しよう

副収入を得るためには、まず自分のスキルレベルを把握することが大切です。

どの程度のイラストや漫画が描けるのかを理解することで、自分に合った販売方法やプラットフォームを選ぶことができます。

スキル確認の具体的な方法
  • 自己評価: 自分の作品を振り返り、得意なジャンル(キャラクターデザイン、背景描写、ストーリー構成など)や表現技法(線画、着彩、エフェクトなど)をリストアップします。同時に、改善が必要だと感じる点も明確にしましょう。
  • 客観的な評価: 家族や友人、SNSのフォロワーなど、信頼できる人に作品を見てもらい、率直な意見をもらいましょう。オンラインコミュニティやポートフォリオサイトで、他のクリエイターの作品と比較してみるのも有効です。
  • 外部サービスの活用: オンラインサービスでプロのイラストレーターに自分の作品を添削してもらうサービスがあります。プロの視点から客観的な評価や具体的な改善点を得ることができ、スキルアップに繋がります。

1.1スキルに合った販売方法とプラットフォームの選択

スキルを確認した後は、それに最適な販売方法やプラットフォームを選ぶことが重要です。

以下に代表的な販売方法とプラットフォームを紹介します。

主なプラットフォーム
  • 同人活動: オリジナルの同人誌やグッズを制作・販売する方法。クリエイティブな自由度が高く、ファンとの直接的な交流が可能です。
  • デジタルプラットフォーム: DLsiteやBOOTHなどのオンラインマーケットプレイスを利用して、デジタルコンテンツを販売します。物理的な在庫管理が不要で、広範なユーザーにリーチできます。
  • グッズ販売: 自分のイラストを活用したオリジナルグッズ(Tシャツ、ステッカー、アクリルキーホルダーなど)を制作・販売します。SUZURIやBASEなどのサービスを利用すると手軽に始められます。
  • クラウドソーシング: イラストやデザインの仕事を受注することで収入を得る方法。副業としての収入源として活用できます。

2.ポートフォリオを作成しよう

スキルを確認したら、次に重要なのが自分の作品をまとめたポートフォリオの作成です。

ポートフォリオは、クライアントや購入者に自分の実力をアピールするための重要なツールです。

  • ポートフォリオの内容: 自分が一番自信のあるイラストや様々なポーズや人物の作品を含めることで、幅広い魅力を伝えます。見栄えの良い作品を厳選し、見やすいレイアウトにまとめましょう。
  • オンラインポートフォリオの活用: XfolioやPixiv、個人のウェブサイトなどでポートフォリオを公開し、広くアピールします。SNSとの連携も効果的です。

3.同人活動での収益化を狙う

同人活動は、個人で制作したデジタルイラストや漫画を販売することで副収入を得るための昔からある方法です。

同人活動の始め方については下記の記事で解説しています。

  • 同人誌を作成する: イラストや漫画を一冊の同人誌にまとめましょう。同人誌は、ストーリーやテーマを統一して制作することで、オリジナリティを持たせることができます。二次創作が許可されているテーマーやキャラクターを描くのも一つの手段です。
  • オンライン販売: 物理的な同人誌の販売だけでなく、DLsiteやBOOTHなどを利用してデジタル版の同人誌を販売することが可能です。これにより、販売機会を大幅に拡大できます。 ※物理的な同人誌を作成すると、在庫がどんどん貯まって保管または処分が大変になるというデメリットがあります。
  • 同人イベントへの参加: コミックマーケットや他の同人イベントに参加して、作品を散布することも効果的です。同人イベントに参加することでモチベーションのアップにも繋がります。※支出が大きいというのが最大のデメリットではあります。
  • Skebでのイラスト依頼受注: Skebは、あなたのファンから直接イラストや漫画の依頼を受けて収益を得るプラットフォームです。特に、同人活動やファンアートを中心に活動しているクリエイターにとっては、ファンと直接的に繋がりながら副収入を得る絶好の機会です。

同人イベントに参加をして、収支をプラスにするためには非常に多くの頒布数が必要になります。

特に遠征をしてイベントに参加する場合は交通費や宿泊費も加算されるため、初心者の場合はかなり厳しいと考えます。※宿泊費が昔よりも非常に高くなっているので余計に厳しい

4.DLsiteやBOOTHでのデジタル販売を活用する

DLsiteやBOOTH等は、デジタルイラストや漫画を販売できる代表的なプラットフォームです。

これらを利用することで、物理的な在庫管理を気にせず、デジタルコンテンツの販売で収益を得ることができます。

  • DLsite、FANZAの活用法: 特にR-18作品に強いDLsiteやFANZAは、登録するだけで多くのユーザーにリーチできます。販売する際は、適切なキーワードを設定し、商品の説明を丁寧に書くことでSEO効果も高められます。DLsiteの代わりにFANZA
  • BOOTHの利用法: Pixivアカウントと連携できるBOOTHは、既存のファン層に直接アプローチできるのが強みです。グッズ販売と組み合わせて、総合的な収益を狙いましょう。
  • 価格設定とプロモーション戦略: 競合調査を行い、適切な価格設定をすることで売上を最大化します。セールやキャンペーンを活用し、ユーザーの購買意欲を高める工夫も必要です。

以前、同人誌のイラストと漫画がどれくらいのページ数と頒布価格で頒布されているのかを調べた記事になります。(頒布価格については物価高騰で変動している可能性あり)

5.グッズ販売で収益を拡大する方法

デジタルイラストを活用して、オリジナルグッズを制作・販売することで、さらに収益を拡大できます。

Tシャツやステッカー、アクリルキーホルダーなど、ファンが欲しがるアイテムを作りましょう。

  • グッズ制作のコツ: オリジナルイラストを使用したグッズは、ファンにとって非常に魅力的です。特に、限定商品やイベント限定グッズは希少価値があり、売上を伸ばすことができます。
  • オンラインショップの開設: BOOTHやSUZURI、オリラボ等を利用して、簡単にオンラインショップを開設できます。これにより、在庫管理の手間を減らし、制作に専念できます。
  • SNSを活用したプロモーション: グッズの新作発表や販売情報をSNSで発信し、ファンとのコミュニケーションを強化しましょう。リピーターを増やすための工夫も重要です。

SNSでフォロワーを増やしながら、オンラインショップでグッズを作成して販売していきましょう。

過去にオリラボでグッズ製作をしていましたが、オンラインショップでグッズだけを作成していても、あまり効果は期待できませんでした。

6. クラウドソーシングでの小さな収入源を確保する

同人活動やデジタル販売をメインにしながら、クラウドソーシングを活用して小さな仕事を受けるのも副収入を得るための手段です。

  • クラウドソーシングの基本的な使い方: クラウドソーシングサイトでは、簡単なイラストやデザインの依頼が数多く掲載されています。副業として少しずつ仕事をこなすことで、実績を積んでいくことができます。※依頼の内容によっては単価が非常に安く設定されていたりするので作成するイラストに必要な時間を自分なりに見積もって、単価と釣り合っているかを考えましょう。

まとめ

デジタルイラストや漫画を活かして副収入を得るには、まず自分のスキルを確認し、それに合った販売方法やプラットフォームを選ぶことが重要です。

ポートフォリオを作成して自分の作品を効果的にアピールし、同人活動やデジタルコンテンツ販売プラットフォームを活用することで、安定した収益を得ることができます。

DLsiteやBOOTH等での販売に加え、オリジナルグッズの制作・販売を行うことで、収益を最大化できます。

クラウドソーシングも併用しつつ、自分のペースで収入を増やしていきましょう。