【イラスト】簡単に描けるガラス片の描き方【初めてでもすぐに描けます】

2019年10月4日

ガラスの描き方イラストについて

ガラスのイラストを描く方法について記載をしていきたいと思います。

特に特殊なフィルターなどを使用して作っているわけではないので、ほとんどのイラスト製作ソフトで描けると思います。

初めてでも割と簡単に描くことが出来ます。

割れたガラス板の描き方についても解説しています。

【イラスト】簡単に描けるガラス片の描き方【初めてでもすぐに描けます】

本記事のガラス片についてですが、CLIP STUDIO PAINTを使用しています。
合成モード名に多少の違いがあるかもしれません。

ガラスの描き方動画を作成しました。詳細な手順については下記の記事を参照してください。

下記の手順で作成をしたガラス片のファイルをOneDriveで共有しています。

ガラス片 PSDファイル
https://1drv.ms/u/s!AiJ9bW7MdIr8coOmWRL3MEs_DQw?e=nEG1VH

手順

【イラスト】ガラス片ラフ図

1.
はじめにガラス片のラフ図を作成します。まずは大まかに描いて見るのが良いと思います。

2.
新規レイヤーを作成し、多角形ツールまたは直線ツールを用いてラフ図に沿って、ガラス片の線画を描いていきます。
片側だけ描けば問題ありません。

3.
2.片側だけの線画レイヤーをコピーしてラフ図に沿って配置して角を線で繋ぎます。
線画はこれで一旦終了です。

4.
描いた線画を選択し、新規レイヤーに全体をやや明るいグレー系統の色で塗りつぶしを行います。
(塗った色:H0、 S0%、 V86%)
後で色は調整をしたら良いので、難しく考える必要はありません。
レイヤーの合成モードを乗算に変更します。

5.
背景用レイヤーを作成し、色を塗ってガラスの透明感を出します。
見栄えの良さそうな青色グラデーションで今回は塗ってみました。

6.
画像左側、ガラス側面の裏側に当たる部分に色を塗ります。
新規レイヤーの合成モードは「乗算レイヤー」で4.と同じような明るいグレーを塗ります。
少しだけ他の面よりも暗くします。
(塗った色:H0、 S0%、 V80%)

7.
今度は逆に表側のガラス側面を塗ります。
新規イヤーの合成モード「スクリーン」に設定します。
合成モードがスクリーンなので、塗る色は黒に近い色にします。
(塗った色:H0、 S0%、 V23%)

8.
ガラス片の大きな面に反射光を追加します。
新規レイヤーで合成モードを「スクリーン」に設定します。
エアブラシで軽く斜めに線を描いた後に消しゴムの柔らかめで軽く消します。
線の輪郭を残しつつ、線の内側を消すとそれっぽくなると思います。
(塗った色:H193、 S32%、 V49%)

9.
ガラス側面の裏側に色を追加します。
新規レイヤーを作成し、合成モードを「焼き込みリニア」に設定します。
これも先ほどの反射光と同様の描き方をします。
エアブラシのブラシサイズを調整して軽く線を引くだけです。
クッキリとした線にしないことが大事です。
(塗った色:H194、 S40%、 V46%)

10.
表側の側面も裏側と同様に色を追加します。
新規レイヤーを作成し、合成モードを「焼き込みリニア」に設定します。
塗り方は9.と同じです。(塗った色:H194、 S53%、 V35%)

11.
表側の側面に光の反射を追加します。
新規レイヤーを作成し合成モードを「スクリーン」に設定をします。
角に塗る光ほどエッジを際立たせてください。
側面の中間などに塗る色はややぼやけ気味でいいと思います。
不透明度を調整しても良いと思います。
(塗った色:H216、 S14%、 V100% 不透明度77% )

12.
裏側の側面にも光の反射を追加します。
新規レイヤーを作成し合成モードを「スクリーン」に設定をします。
塗り方は11.と同じになります。
(塗った色:H200、 S1%、 V89% 不透明度85%)

ガラスの描き方

13.
最後に線画の色を周りに馴染むような色に調整をします。
(塗った色:H0、 S0%、 V89% 不透明度61%)
また、側面の表側以外の線画については消しゴムツールで消します。

ガラスが割れているような表現をしたい場合はガラス片の角あたりに
白色の線を放射状に描くだけで、何となく割れているような表現を出すことが出来ます。

以上の工程がガラス片のイラストを描く内容になります。

背景に関する参考書籍

背景に関する作画方法を理論的に解説している書籍になります。

また背景を描くときの見栄えを良くするポイントについても描いてあります。

空や海などの背景を描くための描き方を解説している書籍は下記になります。

Photoshopで描くことを前提とした書籍になるため、CLIP STUDIO PAINTなどのイラストソフトで描く場合はアレンジに必要になります。