【レビュー】大きなディスプレイで色域が十分あるディスプレイは?

2020年4月14日ディスプレイ,パソコン関連

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カラーマネジメントに対応しているディスプレイは31.5インチまで各社から出ていますが、それ以上でカラーマネジメントに対応しているディスプレイ(絵描き用に使えそうなディスプレイ)がないか時々調べていたので忘れないようにまとめてみました。

そもそも31.5インチ以上のディスプレイを探している理由としては、現在使用をしているDELLの3214Qが見づらいからです。
当時カラーマネジメントが出来るのと4Kということで購入したのですが、画面から1m離れた場合では31.5インチの4Kはかなりドットが小さいため見づらいことが購入した後でわかりました。

目次

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[su_spoiler title="ーディスプレイスペック比較" open="no" style="simple" anchor="" class=""]

メーカー品名色域解像度表面処理パネルサイズ価格
LG43UD79T-BsRGB:99%
AdobeRGB1998:68%
3840×2160ノングレアIPS42.5インチ6万程度
JAPNNEXTJN-VT4300UHDsRGB:100%3840X2160ハーフグレアVA43インチ4万程度
IODATAEX-LD4K491DB不明3840X2160ハーフグレアADS43インチ6万程度
AcerDM431KbmiiipxNTSC比:68%3840X2160ハーフグレアIPS43インチ5.5万程度
Philips436M6VBRAB/11BT. 709:100%
DCI-P3 :97.6%
Adobe RGB(CIE1931):92.9%
3840X2160ノングレア※1MVA43インチ5万程度
DellP4317QsRGB:96%
AdobeRGB(CIE1931):67%
3840X2160ノングレアIPS42.51インチ11万程度
LG38GL950GDCI-P3:98%
sRGB:135%
3840X1600ノングレアNano IPS37.5インチUSD1999
DellDell U4919DWsRGB:96.6%
AdobeRGB(CIE1931):74.7%
5120X1440ノングレアIPS49インチ15万程度
LG34WL850-WDCI-P3:98%、
カラーマネジメント対応
3440X1440ノングレアnanoIPS34インチ約11万程度
ASUSROG Strix XG438QDCI-P3 90%3840X2160ノングレアVA43インチ$1,100
参考:WacomCintiq Pro 16
(DTH-1620/AK)
AdobeRGB(CIE1931):85%3840X2160ノングレアIPS16インチ15万程度

※1 メーカーの公式としては「ノングレア」になっていますが、実際はハーフグレアの状態になっています。照明が反射します。[/su_spoiler]

絵を描くときに最低限ほしいスペックのディスプレイは?

絵を描くのに使用するディスプレイの最低基準とし出来れば

  • ノングレア処理されていること
  • IPSパネルであること(ディスプレイの見る角度を変えても大きく色が変わらない)
  • sRGBは100%近くのカバー率になっていること

まず、ディスプレイを選ぶ際にはグレア処理だと照明が反射するため画面が見づらくなるので表面処理としてはノングレアが良いと思います。
ディスプレイに使用されているパネルの種類としてはIPSパネルが視野角が広いため、多少変な方向から画面を見ても色が変わらないため良いと思います。しかし、応答速度やコントラストに弱いのが欠点ではあります。応答速度であればゲームをしなければあまり影響はない。
後は、色域を確認しています。色域の規格もかなり種類があるので一概に比較が出来ないのが面倒です。とりあえずsRGBが100%近くになっているのが最低条件です。
Webのみであれば標準色がsRGBとなっているためWeb上での色は再現することが出来ます。印刷などをするのであればsRGBよりも更に鮮やかな色を再現出来るAdobeRGBに対応したディスプレイが必要です。

31.5インチ以上のディスプレイで現状、色域を持っているディスプレイは「Philips 436M6VBRAB/11」と「LG 38GL950G発売日19年10月29日?

)」、「LG 34WL850-W」になります。しかし、「Philips 436M6VBRAB/11」は表面が反射するような状態となっているため仕様は良いのですが保留しています。バックライトにもムラがあるようです。

そして最近発表された「LG 38GL950G」は19年7月から予約が開始されるようなのでまだ未発売です。そして価格が高い・・・・。LG 34WL850-Wは発売が’19年6月27になっています。イラストや映像用に作られたディスプレイとのことです。価格も11万とカラーマネジメント対応ディスプレイとしては妥当な範囲に収まっています。そろそろ、色域の高いディスプレイが42インチあたりでも色々と出てくるのではないかと考えています。

WacomのCintiq Pro 16でAdobeRGBのカバー率が85%となっているため、最低でも85%以上はあってほしいと考えています。なお、Cintiq Pro 16の場合は緑と青の再現があまりよくありません。

sRGB,AdobeRGBなどの各種プロファイル比較


sRGB(橙)とAdobeRGB1998(黒)の色域範囲を比較したものになります。


DCI-P3(緑)とAdobeRGB1998の色域範囲を比較したものになります。


BT709(紫)とAdobeRGB1998の色域範囲を比較したものになります。


今回比較をしたプロファイルを全て重ねました。とりあえず、DCI-P3のカバー率が高いディスプレイはAdobeRGBのカバー率も高い可能性があります。


最後にBT.2020とAdobeRGBの色域を比較したものです。4K,8K用の色域なのでAdobeRGBと比べて非常に広範囲になっています。

sRGB
sRGBとは、ディスプレイやカメラの標準色です。標準色なので不特定多数の機器で表示させたい場合はカラープロファイルをsRGBに設定しておく必要があります。

AdobeRGB
AdobeRGBとは、IllustraterやPhotoshopを作っている。Adobe社が提唱した色域です。sRGBよりも色域が広くなっており、鮮やかな色表現が可能です。しかし、カラーマネジメントに対応したディスプレイでないと色域全体をカバーしていないため、普通のディスプレイだと正確に表現が出来ません。カラープロファイルもsRGBとは別にAdobeRGB1998と言うものがあります。

もし、AdobeRGBの色域で描いた絵をsRGBにしか対応していないディスプレイで表示させた場合、ディスプレイは色を正しく表示できないため近い色に置き換えます。そのため、自分が見ている色と他の人が見ている色が違う状況が生まれます。AdobeRGBで描いた後にsRGBにしたい場合はカラープロファイルを変更する必要があります。

DCI-P3
あまり聞きなれないDCI-P3とはアメリカの映画制作業界が策定したデジタルシネマで使われている規格です。カラーフィルムの色域を表現したものになります。映像作品を視聴する場合に合っている色域になります。しかし、再現範囲がAdobeRGBに近いため、写真や絵にも十分対応可能と考えます。

カバー率
カラープロファイルで指定をされている範囲にどれだけ入っているか

面積比
指定カラープロファイルの色域面積と測定などされた色域面積の比率

RGBとCMYKの色域について3Dで比較を行いました。

参考

Displayspecifications
https://www.displayspecifications.com/en

RTINGS.com
https://www.rtings.com/

INTERNATIONAL COLOR CONSORTIUM
http://www.color.org/index.xalter

Secura Vita Philips 436M6VBRAB
https://securavita.net/philips-436m6vbpab/

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