グラフィカルプログラミングソフトLabVIEWについて

2020年9月26日LabVIEW,プログラミング

LabVIEWとは

LabVIEWとはNI社(旧:National Instruments社)が開発したグラフィカルプログラミングソフトです。

LabVIEWは計測や制御を行うことをメインとする場所での使用を想定した開発システムになります。研究や製品開発、生産技術(生産ライン)など。

計測や制御をすることに重点を置いているため、計測器メーカーや制御機(自動ステージなど)メーカーの機器を制御することが出来るLabVIEW用のドライバプログラムがNI社またはメーカーから提供されていたりします。

そのため、自分で一からプログラムを作る必要がなく、ドライバプログラムを使用することで機器を制御するための環境をすぐに構築することが出来ます。

LabVIEW自体にも標準で各種の関数が用意されていいます。四則演算や配列、ループ、ファイルの保存などは一通りLabVIEWの関数コマンドとして標準で準備されています。

また、デバッグ機能もグラフィカルに見ることが出来ます。グラフィカルで見ることが出来るため、どの部分でプログラムに問題が起きているのか初心者でも簡単に把握することが可能です。

なお、画像処理に関しては標準の処理だけでは弱いところがあり、C言語などで作成をされたライブラリを持ってくるかNI社が提供をしている画像処理のアドオン(NI Vision)を入れる必要あります。

なお、NI Visionアドオンは非常に高価ですし、実行ファイルを配布するにはライセンスを毎回購入する必要があります。

その他にもポインタが指定出来ないなどの制限はあったりはします。メモリの管理はLabVIEWが自動で行ってくれます。

プログラミング言語で最初に作成するプログラムとしての「Hello World」をC言語とLabVIEWで比較をした場合は上記のようになります。

LabVIEWで何が出来るか?

LabVIEWは計測や制御をすることをメインとしてはいますが、計測や制御以外のプログラミングを行うことも可能です。

とりあえず、大抵のことは出来ます。相当マニアックなことをしない限りは実現出来ると思います。

下記は私がLabVIEWで作成をしたソフトになります。計測や制御ではなく、Windows内だけで動作をする普通のアプリケーションになります。

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NI社がLabVIEWのディスカッションフォーラムを運営しているので、もしLabVIEWでプログラムを作っていて、解らないところが出てきた場合は質問を行うことが出来ます。NI社の社員やLabVIEWを使っているユーザーから回答をしてもらえたりします。またサンプルプログラムの入手をすることも出来ます。

情報量としては日本語のページより英語のページの方が多いです。

LabVIEWの入手方法について

2020/04/29変更
LabVIEW Community Editionなら無料で入手が可能です。※LabVIEW CommunityEditionは非商用・非学術でのみ使用することが出来ます。

個人の場合、今までならLabVIEW Home Bundle(LabVIEW2014)でしたが、2020年4月28日からは「LabVIEW Community Edition」を利用することが出来るようになりました。LabVIEW Community EditionはLabVIEW2020なので、2014よりも操作面や機能が良くなっています。

LabVIEW Community Editionについては上記のURLで紹介しています。

LabVIEW Homeについて秋月電子通商のサイトから購入することは出来ます。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gS-11567/
 LabVIEW HomeEditonの取り扱いは終了したようです。

商用版のLabVIEWについて

商用版はNI社のページから購入をすることが出来ます。実行ファイルとしてアプリケーションを配布をしようとした場合は「プロフェッショナル開発システム版」が必要となります。

「ベースパッケージ+LabVIEW Application Builder Module」なら費用を抑えられますが個人で購入するには非常に高価です。

「Home Bundle版」または「Community Edition」は非商用であるなら実行ファイルを配布することは可能です。
NI社の見解としては確定申告が必要なレベルになると商用版を使用してくださいとのことですが、ブログやホームページなどで配布する場合は注意が必要です。

詳細についてはエンドユーザーライセンスを参照してください(英語)
項目5あたりが該当箇所になります。

http://www.ni.com/pdf/products/us/labview_home_license_agreement.pdf

LabVIEW MakerHubでも似たような質問がありました。

https://www.labviewmakerhub.com/forums/viewtopic.php?f=11&t=2269&p=9590&hilit=builder#p9590

非商用・非学術目的なら無料のLabVIEW Community Editionについて

2020/4/29変更
2020年4月28日にLabVIEW Community Editionが配布されました。

LabVIEW Community Edition版では「Arudino」や「Raspberry Pi」と連携するためのVIパッケージである「LINX」も標準でインストールされるようになります。今まではLabVIEW2014英語版のみで動作しており、インストールだけでも苦労をしていた物が最新の環境で簡単に動作するようになりました。

まとめ

  • 個人でLabVIEWを使用するなら「LabVIEW Community Edition」がオススメです。無料です。
  • 商用で利用する場合はNI社のHPより商用版を購入する必要があります。
  • LabVIEW Home BundleやLabVIEW Community Editionでアプリケーションを配布するときは注意が必要です。非商用・非学術目的の使用に限ることを明記する必要があります。
  • グラフィカルプログラミングソフトなので、視覚的にわかりやすいため初心者でも取っつきやすいです。
  • 解らないことがあればLabVIEW用のディスカッションフォーラムがあるため、質問をすることが出来ます。