【レビュー】葉車堂のWacomペン用 木製グリップ
Wacomの通販サイトを見ていたらプロペン2には純正の木製グリップという物がありましたが、プロペンの木製グリップは販売されていませんでした。
他に類似の物がないか調べてたところ、『葉車堂』でWacomペン各種の木製グリップが販売されていました。
実際に葉車堂の木製グリップを使用したレビューを書いています。。
- 木製グリップのメリット・デメリット
- Wacomペンへの木製グリップの取り付け方
葉車堂の木製グリップについて
葉車堂の公式ページは下記になります。
http://hagurumado.com/hagurumado/
BOOTHにも出店しているようです。
https://hagurumado.booth.pm/
購入した木製グリップ
【倒立・エルゴ】 グレイングリップ ERGO 倒立タイプ
『グレイングリップ ERGO 倒立タイプ 』の木製グリップは使用するユーザーに合わせてグリップの形状を調整してくれます。
グリップ形状を調整するに当たって、葉車堂へペンの持ち方の写真などを送付します。
グレイングリップのために葉車堂へ送付した写真例
私は、このような写真を送付して、木製グリップ形状を仕上げてもらいました。
写真を送付してからの対応はスムーズでした。
製作してもらったグリップ形状が手に馴染まない場合、【倒立・エルゴ】 グレイングリップは何度でも修正対応してもらえるようです。
【プロ仕様】葉車堂 グレイングリップ for PRO マルーン:マニルカラ
『グレイングリップ for PRO マルーン』は標準グリップに近い形状の木製グリップになっています。そのためか、商品ページにはサイドスイッチの深さだけ調整してもらえるとのことで記載されていました。
後で、送付されてきたメール注文確認のメールでは、ペンを握った写真を送ると、より細かな提案をしてもらえるそうです。どこまでの調整をしてもらえるのかは明確には記載されていませんでした。
個人的には質感はマニルカラの方が好きですが、力を入れずに描くことだけを考えればERGO 倒立タイプの方が良いと考えています。
筆圧が強い人はERGO 倒立タイプが良さそうです。
木製グリップを使用した感想
使用した直後はグリップ形状に違和感があったため修正も検討しました。
木製グリップ自体に慣れていないとも思ったので、何度か使用してみてダメな場合は修正をしてもらう方向で使用しました。
結果としては使用していると、グリップ形状に慣れてくるため再調整をしなくても特に問題ありませんでした。
グリップ形状が通常のゴムグリップよりも一回り大きいのと、硬質になっているため、指先に殆ど力を入れなくても、楽に描いたり塗ったりすることが出来ます。
少ない力で描くことが出来るため、腕が疲れにくいです。
普段よりも腕に力を入れなくても描けるようになります。(力を入れると普段と同じペンサイズで描いた時に線が太くなるため)
木製グリップのメリット・デメリット
- 手が疲れにくい(指が痛くなりにくい)
- 少ない力で書くことが出来る(ペン先に力が伝達されやすい)
- ペン先が安定する
- ペンがおしゃれになる
- 汗をかいてもゴムのようにベタベタしない
- 木製なので指の当たる箇所が少し固いかな
- ゴムグリップと比べると少々高価です。
ゴムグリップから木製グリップに変更したことでの大きなデメリットというのは感じていません。
葉車堂グリップの仕上げと対応しているペンの種類
下記公式サイトで対応しているオプションについてです。
- グリップ形状を選択
細い軸や太い軸、六角軸など - 利き手
- 表面仕上げ
- ボタン穴調整
ボタン穴無し、純正と同じボタン穴位置など - グリップ材質
ホワイトオーク、ウォルナット、屋久杉など
購入した木製グリップの仕上げはニス塗りをしてもらっています。仕上げ方法は3種類から選べるようです。
- ニス塗り仕上げ(手汗の少ない人向け)
⇒指定しない場合はニス塗り仕上げになるようです。 - マット仕上げ(手汗の多い人向け)
- 蜜蝋仕上げ(手袋を使用している人向け)
葉車堂で対応しているペンの種類は下記になります。※グリップによって対応しているペンの種類が違います。詳細は各製品ページを参照してください。
- Wacom プロペン
- Wacom プロペン2
- Wacom アートペン
- Wacom 標準ペン
- Wacom プロペン3D
- Wacom Intuos3
- XP-PEN
- Apple Pencil
葉車堂の木製グリップ取り付け方について(プロペンの場合)
購入した際にグリップとペンにグリップを取り付けるための手順を記載した説明書が添付されています。
①
Wacomプロペンのグリップを変更するために最初はスイッチ部の銀色の枠を外します。
銀色枠の両端が爪ではめ込まれているため、爪が割れないようにゆっくりと上に引き上げてください。
②
スイッチ部の銀色の枠を外した後にスイッチカバーを外します。
銀色の枠と同様に上に引き抜きます。引っかけなどは無いので簡単に引き抜けます。
③
スイッチ部を外した後にペン先にカバーを外します。
ボールペン等の構造と同じで、ネジ構造になっているため回すと簡単に外れます。
④
ペン先を取ったら、ゴムグリップを引き抜きます。
横にずらすだけで簡単に抜けます。
⑤
木製グリップをペンに差し込みます。
木製グリップにスイッチ穴がある場合は、ペンのスイッチ部と位置を合わせた状態で差し込みます。
※グリップとペンの嵌合が固いので、後でグリップを回したりすることが難しい
⑥
グリップを出来るだけ最後まで押し込みます。
結構固いです。無理に入れると破損する可能性があるので注意が必要です。
⑦
ペン先を取り付けます。
⑧
スイッチカバーを取り付けます。銀色の枠は取り付けません。(取り付けられない)
⑨
銀色の枠とゴムグリップは使用しないので、木製グリップの入っていたケースなどに入れて保管しておくことをオススメします。
葉車堂の木製グリップまとめ
- 指先に力が入りやすいひと、腕が疲れやすい人
- ペンをおしゃれにしたい人、材質で見た目が変わります
- ペンを少しでも描きやすくしたい人、グリップが動かないため安定します。
- 夏場のペンがベタベタした状態から抜け出したい方
ゴムグリップでも普通に使用することは出来ますが、木製グリップに変更したあとの方が快適になったと思います。
あと、ペンが少し高級になったような気もします。
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