【CLIP STUDIO PAINT】で簡単に岩を描く!無料&有料ブラシ紹介
デジタルイラストでリアルな背景を描く際、自然の岩や石の質感を表現するのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな時に便利なのが、CLIP STUDIO PAINTで利用できる「岩」ブラシセットです。
これらのブラシを使えば、時間のかかる背景描写を効率的に進めることができ、リアルで立体感のある岩の質感を簡単に再現できます。
この記事では、無料で手に入るブラシから、有料(CLIPPY)で利用できるブラシまで、おすすめの「岩」ブラシを紹介します。
それぞれの特徴や使い方のヒントも解説しているので、ぜひ参考にしてあなたのイラスト制作に役立ててください。
無料で使える!おすすめ「岩」ブラシセット
岩壁ブラシ
漫画での荒野や岩壁の背景を描くのに適したブラシになります。ブラシは2種類あります。
岩床ブラシと岩壁ブラシの2種類しかないので、色々な描き方をすることは難しいですが、画像のような絵であれば、ブラシをほぼ横に動かすだけで描くことができます。
遠近感はブラシサイズを小さくしたり大きくしたりして出すことができます。
ざら岩
ゴツゴツとした岩を描くためのブラシになります。ブラシは1種類。
メインカラーが輪郭線と影、サブカラーで岩の色が描かれます。
ブラシ自体は二値化されているので、メインカラーを黒/サブカラーを白で描けば漫画に使用するためのブラシとしても使用することができます。
岩の裾まで色が付くため、実際に使用する場合は境目を草ブラシや細かな岩や石のようなブラシで境目を隠すようなことをしたほうが良いかもしれません。
影の方向はサブツール詳細のブラシ先端から左右反転を選択することで反対に描くことが可能です。
石積ブラシ
石積みブラシは1種類だけのブラシになります。
ブラシサイズを変更することで、石の大きさを変えることができます。ブラシ名の通り、石を積んで描くこともできますが、海辺の石だらけのような場所にも使えそうなブラシです。
メインカラーが輪郭線と影、サブカラーで岩の色になります。
こんもりとした岩ブラシ
丸に近い岩を描くことができるブラシです。ブラシは1種類。
ブラシサイズを変化させて繋げれば、岩で出来た蛇のようなモンスターを描くことも簡単にできます。
岩壁ブラシと組み合わせることで簡単に洞窟の入り口みたいなものを描くこともできます。
有償(CLIPPY)のおすすめ「岩」ブラシセット
岩ブラシ
カラーイラストを描く時に役に立つ岩ブラシになります。ブラシは1種類になります。
岩ブラシで岩を配置する場合は奥から順に配置することで自然な配置になります。
大きな岩と小さな岩を重ねることで岩を積んだようなイラストを描くことができます。
3分で岩ブラシ
数種類のブラシを用いて、岩を描くためのブラシセットです。
ブラシ作成者の方がダウンロードページでブラシの使用例を紹介してくれています。
紹介通りに描くと下図のような岩を簡単に描くことができます。
ブラシを使用して岩を描いていておもったことは、「岩塗り」ブラシで岩の色を塗る場合、ブラシサイズを大きくして塗ると自然な塗りになりやすいです。
ブラシが小さいとブラシの境界が多く出るのと岩の模様が同じになりやすいため、大きめのブラシで塗ると見た目が良いです。
岩・石・塵ブラシセット
2種類のブラシで構成されています。岩や石を描くためのブラシと塵を描くためのブラシになります。
「岩・石ブラシ」については一定のストロークに達すると、ペンを離さないと描けなくなるようです。
ブラシの使いどころとしては地面に置く岩や石ではなく、どちらかというと空中を飛んでいるような岩や石を想定して使うとよいと思います。
一例ですが、「岩・石ブラシ」「塵ブラシ」の背景に爆発したエフェクトや瓦礫などと合わせると使いやすいです。
手書き岩フルセット
複数の岩ブラシと画像素材がセットになった素材です。
ブラシだけで地面と岩壁を描いてみましたが、中々、思ったように描くのに苦労しました。
地面は「岩ゴツゴツブラシ」で描き、「岩ブラシ」で岩を配置しました。
地面や岩壁に「岩ゴツゴツブラシ」を使用する場合は、平面で描いた後に「遠近ゆがみや自由変形」などでパースを加えるように変形させるとより自然に見えます。
岩の壁を描きたい場合は、「岩端広めゴツゴツブラシ」でサッと描いてから「岩端ゴツゴツ外線ありブラシ」を使用して描くことで、それっぽく描くことができます。
別々のブラシを使用しているため、どうしてもブラシ事の境界線は残ってしまいます。
まとめ
この記事では、CLIP STUDIO PAINTで岩や石の質感を表現するために役立つブラシセットを紹介しました。
ブラシを活用することで、手間がかかりやすい自然背景の描写を効率的に進め、リアルで立体感のある表現が可能になります。
無料・有料のさまざまなブラシが揃っており、初心者から上級者まで自分のニーズに合ったブラシを見つけやすくなっています。
イラスト制作の時間短縮や表現の幅を広げるためにも、これらのブラシを上手に活用して、魅力的な背景を仕上げていきましょう。
また、背景全体の構図や描き方を学びたい方は、背景書籍のまとめ記事もご参考ください。
構図や自然物の描写に役立つ情報がたくさん詰まっており、ブラシと組み合わせることでさらに表現力が向上します。
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