CLIP STUDIO PAINT Ver.3.1.2 アップデート主な内容まとめ
CLIP STUDIO PAINT Ver.3.1.2では、主に以下の点でバージョンアップが行われました。このバージョンアップでは、特に3D関連機能、タイムラプス機能、操作性の向上に焦点が当てられています。
詳細なリリース内容については下記から参照できます。
1.3D関連機能の強化
- VRM形式の3Dファイルの改良:
一部のVRM形式の3Dファイルが、3Dキャラクターとし読み込めるように改善されました。また、データを読み込んだ際にキャラクターの表示がなで肩になったり、親指が開きすぎたりする問題が解消されました。 - glTF形式のサポート:
3DレイヤーにglTF形式のファイルを読み込んだ際に、ポリゴンの表裏が正しく表示されるようになりました。 - コマ枠内の3Dオブジェクト配置:
コマ枠フォルダー内に3Dオブジェクト素材を配置した際、カメラの画角がコマ枠の比率に合わせて自動調整されるようになりました。これにより、コマ枠内での3Dオブジェクトの表示がより自然になります。 - 3Dレイヤーのパフォーマンス向上:
3Dレイヤーに関するメモリ使用率の最適化が行われ、特に[マンガパース]のオン/オフ切り替え時のメモリ消費が改善されました。
2.タイムラプス機能の改良
- ウォーターマークとノイズパターン設定の保持:
タイムラプスの書き出し時に、前回使用したウォーターマークとノイズパターンの設定が保持されるようになりました。これにより、毎回設定をやり直す手間が省け、効率的に作業を進められます。 - 設定の反映精度の向上:
タイムラプス書き出しダイアログにおいて、ノイズパターンの設定が正しく反映されるようになりました。これにより、プレビューと実際に書き出されるタイムラプス映像の一致度が向上しました。
3.ブラシ系ツールとテキスト機能の改善
- ブラシ形状の選択性向上:
ブラシ系ツールの[ツールプロパティ]パレットにおいて、現在使用中のブラシ形状が選択状態で表示されるようになりました。これにより、ブラシ設定の変更が直感的に行いやすくなりました - テキスト編集時の挙動改善:
テキスト編集中に、[ツールプロパティ]パレットの設定変更などを行ってもテキストの位置のずれが発生しないように修正されました。これにより、テキスト編集作業がよりスムーズになりました。
4.複数のOS・デバイスに対応した改定
- iPadでの操作性向上:
Apple Pencil Proを使用した際のブラシ系ツールの操作性が向上し、直感的な描画が行えるようになりました。 - WindowsでのGPU対応改善:
特定のGPUを搭載した環境での3Dレイヤー描画が改善され、正確に表示されるようになりました。 - Android / ChromebookでのUI操作改善:
タブレット環境において、パレット操作時に誤操作が発生しないよう修正が行われ、操作性が向上しました。
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