イラストを毎日描くことが出来ない【継続して絵を描く方法】

2020年1月2日

イラストを描いていると下記のことを一度は思ったことはないでしょうか?

  • 何を描けば良いのか思いつかない
  • 毎日イラストを描いている人がうらやましい
  • 練習をするのが面倒くさい
  • 何日、何ヶ月、何年前と比べて成長していない

絵を描いていると、このような悩みはどうしても出てきてしまうものだと思います。

毎日少しずつでもイラストを描いて成長が出来るようになる方法について記載していきたいと思います。

イラストを毎日描くことが出来ない【継続して絵を描く方法】

毎日イラストを描くための結論として下記の3つになります。

  1. 絵を描くことを難しく考えない。
  2. 自分のアイディアや描きたい内容が無ければ、他の絵師が描いた好きな絵を使う。
  3. 手軽に絵を描ける状態を作る。

何故イラストを毎日描くことが出来ないのか?

イラストを毎日描くことが出来ない理由(サイクル)としてですが、

  1. イラストのアイディアや構図が思いつかない
  2. 何を描いたらいいのか解らない
  3. 考える
  4. アイディアや構図が思いつかない
  5. 考えても何も出てこないで絵を描けない・描かない

本来、イラストを完成させるためには時間が必要になります。しかし、絵が描けない場合は、その内ペンすら持たなくなります。

結果、絵を描き始めて年数は経過しているのに絵がいつまで経っても上手にならないというプレッシャーも出てきて、ますます絵が描けないという悪循環になっていきます。

絵が毎日描けないときに最初にやるべき事

まずやるべき事は、ペンを持って絵を描くことです。

絵が描けないのに、「絵を描く」とは矛盾した内容になっていますが、とにかく絵を描くようにするべきです。

絵を描く習慣を作らないと、絵をどんどん描かないようになっていきます。

そのためには「どうやって毎日絵を描けば良いのか?」という問題が出てきます。

絵を毎日描くための方法

最近読んでいる本、アニメ私塾流の「最高の絵と人生の描き方」にも絵を描く習慣作りの方法について記載されています。

アニメ私塾流の方法としては「絵を描くためのハードルを限りなく下げること」とあります。

また、絵を描くために1日だけ頑張って絵を描く時間を長く取るではなく、毎日少しずつでも絵を描くようにすることでハードルを下げることが出来ると記載されています。

時間も大事なことですが、自分の絵を描くという行為そのものが絵に不慣れなときはハードルが高くなります。絵を描き始めて間もない頃は、何が良いのか解らないため更にハードルが上がってしまいます。

その結果、悩むことが増えてしまい絵を描くことが出来ないという状況に陥ります。

絵を描くことに悩まないということも重要になります。

ハードルを下げた練習

ハードルを下げるための方法として丸や線を描き続ける練習方法もあったりしますが、正直面白くないので続きません。

そこで、他の絵師が描いた絵を利用させていただくという手段があります。
※決してトレースやパクリをするためではありません。

例として線画の練習であれば、参考となるイラストの不透明度を下げて、線をなぞったり、模写をする方法があります。

線をなぞることでも、他の絵師がどのように線を描いているのかを集中して学ぶことが出来ます。小学生が文字の書き方や形を覚える時に使う手法と同じです。

また、自分の好きな絵描きのイラストであれば、そのイラストに対しての好感度が元々高い状態なので、線をなぞるだけの単調なことでもやる気が出やすくなります。

仮に単調な作業だとしても、楽しければ毎日続けることが出来ます。

絵を描き始めるのに考える必要はありませんが、絵を描いている時は絵がどのように出来ているか考えながら描くと学びが大きいです。

イラストを見ているだけだと、細かな所まで見ることが出来ていなかったりします。他の絵師のイラストをじっくり見ながら描くことで絵の描き方について学ぶことが出来ます。

また、ワクワク感があると脳内でドーパミンが放出されやすくなるため、やる気や集中力、記憶力などが向上するという効果もあります。

絵を描くのを上達させるためには、毎日絵を描くという状態を作りだすことが重要となります。

どれくらい絵を描いていると習慣化されるのか?

週に4日以上は絵を描いてください。それ以下だと6週目までで挫折する可能性が高くなります。

カナダのビクトリア大学の研究結果です。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25851609

毎日少しずつでも絵を描くようにすることで習慣化出来ます。

手軽に絵を掛ける状態を作る

絵を描くのが難しい状態だと、それだけで絵を描かなくなってしまう原因にもなります。

毎日のどこかで絵を描くことが出来る状態を作り出す必要があります。

私の場合は朝起きたらすぐにパソコンを起動して絵を描くことが出来る状態を作っています。朝でも30分ほどは絵を書く時間があります。アニメ私塾流でも朝にイラストを描くことを推奨しています。

もし、パソコンを起動するのが難しいようであればタブレットやスマートフォンを利用して絵を描くという手もあります。CLIP STUDIO PAINTのアプリも出ているため以前よりかは描きやすい環境が出来ています。

一番手軽な絵を描く方法としては紙に描くという手法です。トレーシングペーパーがあれば、デジタル環境でなくとも、他の絵師の絵を使用して絵の練習が出来ます。

まとめ

毎日絵を描くことは大事ですが、何も考えずにイラストを描くということだけは避けてください。

しかし、イラストを描き始めるのには悩まないでください。イラストが何時までも描けなくなってしまいます。

イラストを段々と描くことが出来るようになってくれば自分の絵も描けるようになってきます。

まずは毎日絵を描くという習慣化を身につけましょう。毎日少しでも考えながら絵を描いていけば成長することが出来ます。

アニメ私塾流「最高の絵と人生の描き方」は絵を描くということことの心構えについて描かれています。

アニメ私塾の室井 康雄 (著)の「なぞるだけで絵がうまくなる! アニメ私塾式 キャラ作画上達ドリル」が出ました。(2020/10/20発売)

1ヶ月間、毎日1レッスンなぞるだけで、イラストを描くレベルが上達することが出来るというコンセプトの書籍になります。顔と全身のポイントに重点が置かれています。男性と女性を描き分ける方法についても解説されています。
用意されたイラストを「なぞるだけ」で上達することが出来るので絵が分からない初心者にも向いています。